基礎知識
受け取った補助金には、原則として税金がかかります。一般的な扱いと、知っておきたい特例をまとめました。個別の判断は税理士や税務署に確認してください。
一般的な扱い
- 収入(益金)になる:補助金は、原則として法人の益金、個人事業主の事業の収入として扱われ、所得税・法人税の対象になります。
- 消費税はかからない:補助金は、消費税の対象外(不課税)として扱われるのが一般的です。
- 計上の時期:一般に、交付の額が確定した時点で収入に計上するとされます。入金の時期と年度がずれることがあるため注意してください。
設備を買った場合の特例
補助金で機械などの固定資産を取得した場合、一定の要件のもとで、法人は「圧縮記帳」、個人事業主は「総収入金額に算入しない」特例を使える場合があります。補助金を受け取った年に税金が大きくなるのを避け、減価償却を通じて税負担をならす仕組みです。適用の要件や手続きは、税理士に確認してください。
注意したいこと
- 補助金で支払った経費も、経費として計上します(補助金を差し引くのではありません)。
- 設備の補助金では、減価償却の計算に特例の影響が出ることがあります。
- 助成金(雇用関係)も、原則として収入として扱われます。
この記事は一般的な説明です。実際の処理は、事業の状況によって変わります。
確定申告・決算の前にやること
- 入金の日付と金額を、確認する:補助金は、受け取った時期(事業年度・年)の収入として扱うのが、一般的です。通帳の記録と、事務局からの通知を照らします。
- 購入した設備の扱いを、確認する:補助金で買った設備を、どう会計処理するかで、税金の出方が変わります。圧縮記帳などの特例が使えるかを、確認します。
- 対象経費の領収書・請求書を、保管する:税務調査と、補助金の検査のどちらでも、必要になります。
- 税理士・商工会などに相談する:会計処理は、事業の状況によって変わります。決算の前に相談すると、慌てずに済みます。
税理士に相談するときの質問の例
- 今回の補助金は、いつの収入として計上しますか?
- 補助金で購入した設備は、圧縮記帳を使えますか?使うと、税金はどう変わりますか?
- 消費税の扱いは、どうなりますか?(課税事業者か、免税事業者か、で変わります)
- 補助金の入金がある年は、他の税金(事業税など)に影響しますか?
- 補助金の対象経費の記録は、会計ソフトで、どう分けておけばよいですか?
よくある質問
Q. 補助金には、税金がかかりますか?
A. 補助金は、一般的に収入として扱われ、税金の対象になります。ただし、設備の購入に使った場合の特例などもあるため、個別の事情は、税理士や税務署に確認してください。
Q. 個人事業主の場合は、確定申告で、どう書きますか?
A. 補助金の扱いは、事業の内容や、受け取った補助金の種類によって変わります。確定申告の時期の前に、税務署の相談窓口や、税理士に確認することをおすすめします。



