ブログ
補助金の申請を専門家に頼むときの選び方を解説。成功報酬・着手金の考え方、依頼前に確認したいこと、自分で申請する場合との違い、無料の公的な相談窓口までまとめました。
はじめに
補助金の申請は、書類が多く、期限も決まっています。そのため、行政書士・中小企業診断士・コンサルタントなどに、申請のサポートを頼む方もいます。ただし、頼み方を間違えると、費用の負担が大きくなったり、トラブルになったりすることがあります。この記事では、依頼先を選ぶときの考え方と、確認したいポイントを整理します。
まず、自分で申請する場合と、頼む場合の違い
補助金の申請は、自分で行う事業者も多くいます。特に、公募要領が整っていて、電子申請の手順が決まっている制度は、準備をすれば、自分で進められます。
頼む場合のおもな利点は、次のとおりです。
- 事業計画書の作成に、時間をかけなくて済む
- 申請の書式や、審査で見られる点に慣れた人に、確認してもらえる
- 加点の要件や、必要書類の抜けを、指摘してもらえる
一方で、制度によっては、事業計画書を、申請者自身が作ることが決まっています。第三者に作成を任せる(丸投げする)ことは、認められないものがあります。頼む前に、その制度の公募要領で、サポートを受けてよい範囲を確認してください。
費用の仕組み:着手金と成功報酬
申請のサポートの費用は、依頼先によって、大きく違います。よくある形は、次のとおりです。
- 着手金:依頼したときに払う費用。採択されなくても、返ってこないのが一般的です。
- 成功報酬:採択された、または補助金が入金されたときに払う費用。補助金額の一定の割合とする例が多くあります。
- 月額の顧問料:継続的に相談する場合の費用です。
費用の相場は、依頼先・制度・内容によって、大きく変わります。数字だけで比べず、何をしてもらえて、いつ、いくら払うのかを、契約の前に、書面で確認してください。
依頼する前に確認したい6つのこと
- サポートの範囲:計画書の作成、申請の入力、採択後の手続き(交付申請・実績報告)まで含むか。
- 費用の内訳と支払い時期:着手金、成功報酬、追加費用の有無。補助金が入金されるのは後払いなので、入金の前に成功報酬を求められないかも確認します。
- 不採択のときの扱い:着手金は返るか、報酬はどうなるか。
- 補助対象になる費用か:専門家への報酬を、補助の対象にできる制度と、できない制度があります。制度ごとに、公募要領で確認します。
- 登録・資格の有無:制度によっては、登録された支援機関や専門家の活用が、要件になることがあります(例:事業承継・M&A補助金の、登録されたM&A支援機関)。
- 実績と説明の分かりやすさ:同じ制度での支援の実績や、リスクの説明が丁寧かを確認します。
注意したい例
- 「必ず採択される」「100%通る」といった説明:審査のある補助金で、採択を保証することは、できません。
- 実費や作業量とかけ離れた、高額な成功報酬を求められる。
- 契約書や、費用の説明を、書面で出してくれない。
- 補助金の対象になる設備やツールを、自社の商品として売り込まれ、そのための申請サポートをセットにされる場合。購入の判断は、補助金の有無とは、別に考えます。
無料で使える相談窓口もあります
費用をかける前に、無料の窓口で、相談できます。
- 商工会・商工会議所:持続化補助金などでは、事業計画の相談や、必要な書類の発行を行います。
- よろず支援拠点:国が全国に設けている、無料の経営相談の窓口です。
- 各自治体の産業振興の窓口:地域の独自制度の案内や、創業の相談ができます。
詳しくは、補助金の無料相談窓口でも解説しています。事業計画書の考え方は、事業計画書の書き方、申請の全体の流れは、補助金の申請の流れをご覧ください。
まとめ
最終更新日:2026年10月13日






