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【2026年版】人気補助金4選の申請手順を徹底解説

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小規模事業者持続化補助金、デジタル化・AI導入補助金、新事業進出・ものづくり商業サービス補助金、自治体の創業助成。個人事業主・創業者に人気の4制度の申請手順を、時系列で解説します。

はじめに

個人事業主・創業者に人気の4制度(小規模事業者持続化補助金・デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)・新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(旧ものづくり補助金)・自治体の創業助成)について、申請の手順を時系列で解説します。どの制度も「事前準備→申請→採択→事業実施→実績報告→入金」という流れは共通で、補助金は原則後払いです。公募回ごとに要件や締切が変わるため、申請前には必ず最新の公募要領を確認してください。

まずやること:4制度共通の事前準備

申請の成否は公募開始前の準備でほぼ決まります。次の4点を先に片付けておきましょう。

  1. GビズIDプライムを取得する 国の補助金の電子申請「jGrants」などで必須。マイナンバーカードとスマホがあればオンラインで申請できます。書類郵送だと数週間かかることがあるため、最初に着手します。
  2. 必要書類をそろえる 個人事業主は確定申告書・開業届、法人は履歴事項全部証明書・決算書が基本。制度によって納税証明書も求められます。
  3. 事業計画の骨子を作る 「誰に、何を、どう売り、補助金で何を買い、売上や利益がどう変わるか」を数字で語れる状態にします。
  4. 資金繰りを確保する 補助金は経費を全額支払った後に入金されます。採択から入金まで半年~1年以上かかることもあるため、つなぎ資金(自己資金や融資)を用意します。

注意:原則として、交付決定(採択)前に発注・契約・支払いをした経費は補助対象外です。

① 小規模事業者持続化補助金(一般型・通常枠)

販路開拓の経費(チラシ、Webサイト、店舗改装など)を補助する、小規模事業者の定番制度です。第20回公募は2026年12月15日(火)17:00締切。商工会・商工会議所の「事業支援計画書(様式4)」が必須で、この発行受付は申請締切より早い12月4日(金)です。

項目内容(第20回)
補助上限50万円。インボイス特例で+50万円、賃金引上げ特例で+150万円(両方で最大250万円)
補助率2/3(賃金引上げ特例の赤字事業者は3/4)
申請受付2026年11月5日(木)~12月15日(火)17:00
様式4の発行受付締切2026年12月4日(金)
申請方法電子申請(GビズIDプライム必須)

申請手順

  1. 公募要領を読む 自分の地域が「商工会地区」か「商工会議所地区」かで事務局が分かれるため、まず管轄を確認します。
  2. 経営計画と補助事業計画を作る 電子申請システムに直接入力します。自社の強み・顧客・課題と、補助金で行う販路開拓の中身を具体的に書きます。
  3. 商工会・商工会議所に様式4を依頼する 計画を持参して窓口で相談します。発行に時間がかかるため、11月中の相談が安全です。
  4. 特例・加点の書類を添付して電子申請する 様式4と決算書(個人は確定申告書)などを添えて提出します。
  5. 採択後に交付決定→事業実施 交付決定後に発注・支払いを行います。
  6. 実績報告→確定検査→入金 請求書・領収書・成果物の写真などの証憑を保管しておきます。

第19回の実績では、受付開始(2026年3月10日)から採択発表(7月30日)まで約4か月かかっています。創業後間もない事業者には別枠の「創業型」もあります。

出典:商工会地区 持続化補助金 公式サイト、創業手帳(第20回公募)

制度の全体像は、小規模事業者持続化補助金とは?でも解説しています。

② デジタル化・AI導入補助金2026(旧IT導入補助金)

2026年度から名称が「デジタル化・AI導入補助金」に変わりました。最大の特徴は、事務局に登録された「IT導入支援事業者」と共同で申請すること。対象は事前登録済みのITツールに限られます。通常枠など全枠の次回締切は2026年10月30日(金)17:00(交付決定は12月10日予定)です。

項目通常枠の内容
補助額1プロセス以上:5万~150万円未満/4プロセス以上:150万~450万円
補助率1/2以内(最低賃金特例の場合2/3以内)
対象経費ソフトウェア購入費・クラウド利用料(最大2年分)、導入設定・研修・保守など
他の枠インボイス枠、セキュリティ対策推進枠、複数者連携デジタル化・AI導入枠

申請手順

  1. GビズIDプライムを取得する 発行まで概ね2週間。
  2. SECURITY ACTIONを宣言する IPAの自己宣言制度で「★一つ星」か「★★二つ星」が必要。ID発行まで概ね2~3日。
  3. IT導入支援事業者とITツールを選ぶ 公式サイトの「ITツール検索」で、業務課題に合うツールと提供事業者を探します。
  4. 申請マイページで共同作成する 支援事業者から招待を受け、申請者は基本情報・添付書類を、支援事業者はツール情報と事業計画値を入力します。
  5. 宣誓して提出する 最終確認は申請者本人が行います。
  6. 交付決定後に契約・導入・支払い 交付決定前の契約・支払いは対象外です。
  7. 事業実績報告→入金→効果報告 入金後も数年間、導入効果の報告が必要です。

注意:事務局は「第7次公募回以降の制度変更」を2026年10月9日に告知しています。11月以降に申請する場合は変更点を必ず確認してください。

出典:デジタル化・AI導入補助金 公式サイト、通常枠、申請の流れ、スケジュール

制度の全体像は、デジタル補助金とは?でも解説しています。

③ 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(旧ものづくり補助金)

従来のものづくり補助金は第23次で公募を終え、新事業進出補助金と統合されました。統合後の第1回公募は2026年10月30日(金)18:00締切、採択発表は2027年1月ごろの予定です。設備投資が大きい事業向けで、賃上げなどの要件が厳しく、未達成だと返還義務が生じます。

申請枠補助上限(賃上げ特例時)補助率
革新的新製品・サービス枠2,500万円(3,500万円)、下限100万円1/2(小規模事業者は2/3)
新事業進出枠7,000万円(9,000万円)、下限750万円1/2(条件により2/3)
グローバル枠7,000万円(9,000万円)、下限750万円2/3

上限額は従業員数で段階的に決まります。主な基本要件は、付加価値額の年平均成長率4.0%以上、一人当たり給与支給総額の年平均3.5%以上、事業場内最低賃金が地域別最低賃金+30円以上、一般事業主行動計画の公表です。

申請手順

  1. GビズIDプライムを取得する
  2. 一般事業主行動計画を策定し、「両立支援のひろば」で公表する 公表まで1~2週間かかります。
  3. 事業計画書を作る 申請者自身の作成が必須で、第三者への作成委任は認められません。3~5年の数値計画を含みます。
  4. 金融機関の確認書を用意する 金融機関から資金提供を受ける場合のみ。
  5. 電子申請する 郵送・持参は不可。
  6. 審査 書面審査が基本で、必要に応じて口頭審査があります。代表者が計画を自分の言葉で説明できるよう準備します。
  7. 交付申請(採択後原則2か月以内)→事業実施 実施期間は交付決定から10~14か月。
  8. 実績報告(完了後30日以内)→入金→事業化状況報告(5年間)

出典:ものづくり補助金 公式ポータル、ミラサポ plus、補助金ポータル、公式サイト

制度の全体像は、新事業進出・ものづくり商業サービス補助金とは?でも解説しています。

④ 自治体の創業助成(例:東京都「創業助成事業」)

創業期の人件費や広告費まで幅広く使える、自治体の創業助成です。代表例の東京都創業助成事業は助成率2/3、上限400万円。令和8年度の第2回受付は10月8日で終了しており、次は令和9年度第1回(例年は4月上旬)が目安です。他の道府県・市区町村にも類似制度があり、流れはおおむね共通です。

項目令和8年度の内容
対象者都内で創業予定、または創業5年未満。経営経験が通算5年未満
助成額・率上限400万円・下限100万円、対象経費の2/3以内
事前要件都の指定する創業支援事業の利用(プランコンサルティング修了、創業支援施設入居、創業融資など)
第1回受付4月7日~16日、面接7月2日~9日
第2回受付9月29日~10月8日、面接令和9年1月6日~14日

申請手順

  1. 指定の創業支援事業を修了・利用する プランコンサルティングは概ね3か月かかるため、申請の半年前から動きます。
  2. GビズIDプライムを取得する jGrantsでの電子申請に必要です。
  3. 事業計画書を作る 具体性と実現可能性が審査されます。
  4. 約1週間の受付期間中に電子申請する 受付が短いため、書類は事前に完成させます。
  5. 書類審査→面接審査 面接では事業への理解と本気度が問われます。
  6. 交付決定→事業実施(6か月~2年)→実績報告→精算払い

問い合わせ先:東京都中小企業振興公社 創業支援課(03-5220-1142)

出典:東京都 報道発表(2026年2月16日)、Office Tree

お住まいの地域の制度は、地域から探すで確認できます。創業の準備は、創業・副業を始める方へも参考にしてください。

4制度の比較と選び方

迷ったら「何にお金を使うか」で選びます。販促なら持続化、ソフト導入ならデジタル化・AI、大型設備なら新事業進出・ものづくり、創業期の幅広い経費なら自治体の創業助成が合います。

制度向いている用途上限補助率次回締切申請の鍵
デジタル化・AI導入会計・予約・顧客管理などのソフト450万円(通常枠)1/2~2/32026年10月30日IT導入支援事業者との共同申請
新事業進出・ものづくり新製品開発・新事業の設備投資3,500万~9,000万円1/2~2/32026年10月30日賃上げ要件と自力の事業計画
小規模事業者持続化チラシ・Web・店舗改装などの販路開拓50万円(特例で最大250万円)2/3~3/42026年12月15日商工会・商工会議所の様式4
自治体の創業助成(東京都)創業期の人件費・広告費・家賃など400万円2/3令和9年度第1回(例年4月)指定の創業支援事業の利用

経費が重ならなければ、複数制度の併用も可能です(同一経費への二重受給は不可)。

よくある失敗と注意点

不採択や返還の多くは、審査以前の手続きミスが原因です。

  • 締切の勘違い:持続化補助金の様式4のように、申請締切より前に「前段の締切」がある制度があります。
  • 交付決定前の発注・支払い:原則として補助対象外になります。
  • 証憑の不備:見積書・発注書・納品書・請求書・振込記録がそろわないと、実績報告で減額されます。現金払いより振込が安全です。
  • 賃上げ要件の未達:特例や基本要件で賃上げを約束すると、未達時に返還を求められます。実現可能な水準で申請します。
  • 丸投げの計画書:新事業進出・ものづくりは第三者による計画書作成が認められず、口頭審査でも本人の理解が問われます。
  • 要件の変更を見落とす:名称・枠・要件は毎年のように変わります(2026年度もIT導入とものづくりが再編)。必ず最新の公募要領を確認します。

まとめ

補助金申請は、GビズIDプライムの取得と事業計画づくりを早めに終えた人が有利です。直近は10月30日(デジタル化・AI導入、新事業進出・ものづくり)、12月15日(持続化)と締切が続くため、今日から準備を始めましょう。

どの制度が自分に合うか迷うときは、AI補助金判定や、無料相談もご利用ください。省力化・事業承継・成長加速化・雇用の助成金は、その2の記事で解説しています。

※本記事は2026年10月13日時点の公開情報をもとに作成しています。制度の内容は変更される場合があるため、申請前に各制度の公式サイトと公募要領をご確認ください。補助金ネットの掲載内容は参考情報で、受給を保証するものではありません。

最終更新日:2026年10月13日