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2026年10月22日時点のjGrants募集中307件を、受付期間の長さと締切月で集計。短期の公募ほど締切が近い実態と、準備の始め方を整理します。
この記事のポイント
- 締切まで30日以内の71件のうち43件は受付期間が60日以内の短期公募
- 受付期間が181日以上の218件で30日以内に締まるのは7件だけ
- 締切は2027年3月に90件が集中するため年度末前の準備が要る
はじめに
結論から言うと、「あと30日で締まる国の公募」の6割は、もともと受付期間が60日以内の短い公募です。受付期間が半年以上ある公募は、数は多いのに、今まさに締切を迎えているものはほとんどありません。公募の長さを見れば、「今すぐ動くもの」と「計画的に準備できるもの」を見分けられます。
この記事は、当サイトが毎日集めているjGrants(デジタル庁の補助金電子申請システム)の募集中の公募307件(2026年10月22日時点)を集計して、締切の出方を読んだものです。数字はすべて、当サイトの保存データ(data/analysis-latest.json と data/program-history.json)から数えたもので、推測は入れていません。
受付期間で3つに分けると、締切の近さがまるで違う
募集中307件の受付期間(開始日から締切日まで)を、短い順に3つに分けて、「締切まで30日以内か」を数えました。
| 受付期間 | 件数 | 締切まで30日以内 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 60日以内 | 47件 | 43件 | 91% |
| 61〜180日 | 42件 | 21件 | 50% |
| 181日以上 | 218件 | 7件 | 3% |
| 合計 | 307件 | 71件 | 23% |
受付期間の中央値は280日で、全体では長い公募が多数派です(181日以上が218件、71%)。ところが、締切まで30日以内の71件を取り出すと、60日以内の短期公募が43件(61%)を占めます。短期公募は件数こそ47件と全体の15%ですが、そのほとんどが、いま終わりに近づいているということです。
どう読むか
受付期間が長い公募には、年度いっぱい受け付ける形のものが多く含まれます。反対に、60日以内の公募は「第○回公募」のように回を区切って募集するもので、その回を逃すと次の回まで待つことになりがちです。どちらも、公式の公募要領で確かめるまでは断定できませんが、数字の傾向として、短期公募は「見つけた時点で、すでに締切間近」になりやすいと言えます。
締切は月ごとに偏る:2027年3月に90件
次に、締切の月ごとに、受付期間別の件数を数えました(2027年3月までの267件)。
| 締切の月 | 60日以内 | 61〜180日 | 181日以上 | 計 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年10月 | 29件 | 8件 | 7件 | 44件 |
| 2026年11月 | 17件 | 22件 | 9件 | 48件 |
| 2026年12月 | 1件 | 6件 | 31件 | 38件 |
| 2027年1月 | 0件 | 5件 | 20件 | 25件 |
| 2027年2月 | 0件 | 1件 | 21件 | 22件 |
| 2027年3月 | 0件 | 0件 | 90件 | 90件 |
10月・11月に締まるのは、短期公募が中心です(10月は44件中29件)。12月以降は、受付期間が181日以上の公募が中心になり、2027年3月には90件、つまり募集中の約3割が集中します。年度末に向けて受け付けを続ける公募が多い、という形です。
注意したい点
3月締切が多いことは、「3月まで余裕がある」という意味ではありません。受付期間が長くても、予算がなくなれば早く締まる公募や、事業の完了期限が決まっていて、そこから逆算すると申請できる時期が短くなる公募もあります。実際、当サイトが完了期限を保存している104件では、2027年2月(28件)と3月(34件)に集中しています。締切だけでなく、事業をいつまでに終えなければならないかも、公募要領で確かめてください。
自分の準備の始め方に落とすと
この集計から、動き方は次の3つに分けられます。
- 11月までに締まる短期公募を探す人:事業計画書や見積書を、先に用意しておく必要があります。10月22日時点で、締切まで7日以内は18件、1日以内は7件でした。見つけてから書き始めると間に合わないことが多い、という数字です。
- 12月〜3月に締まる長い公募を狙う人:期間に余裕がある分、書類の質を上げる時間があります。加点項目の準備や、数値計画の書き方を詰める時間に使えます。
- まだ対象の公募を見つけていない人:先に補助金の探し方のページで、自分の地域・目的に合う公募を絞り込み、締切の近さを確認してください。
また、締切まで30日以内の71件のうち、上限額が書かれていないものが19件ありました。金額が一覧からは読めない公募は、公式の公募要領を直接開いて確認する必要があります。
このデータを使うときの限界
- 集計は、jGrantsに掲載されている国と自治体の公募307件のうち、募集中のものです。jGrantsに載らない自治体独自の制度は、含みません(そちらは自治体の制度のデータで別に集計しています)。
- 受付期間は、jGrantsに登録された開始日・締切日の差です。公式の公募要領と食い違う場合は、公募要領が正です。
- 日々、公募が追加・終了するため、数字は毎日変わります。最新の件数はリサーチのページで確認できます。
次に読むとよいページ
- 補助金申請で多い不備と、出す前のチェックリスト:締切直前の人が、まず見直すべき点がまとまっています。
- 事業者向けリサーチデータ:この記事の元になった、毎日更新の集計です。上限額・補助率・対象規模も載っています。
- 補助金の探し方:締切が近い順に並べて、自分に合う公募を絞り込めます。
※この記事は参考情報です。補助金・助成金の受給を保証するものではありません。申請の可否・金額・締切は、必ず各制度の公式の公募要領で確認してください。
出典:当サイトの保存データ(jGrantsの募集中の公募307件、2026年10月22日時点。data/analysis-latest.json、data/program-history.json)。jGrants(デジタル庁)が公開する公募情報を、当サイトで集計。
最終更新日:2026年10月23日





