補助金ネット

jGrantsの公募は2週間でどれだけ入れ替わるか:317件のうち追加17件・終了29件、内容の変更は5件

ブログ

2026年10月15〜28日の14日間、jGrantsの募集中の公募の増減と内容の変更を毎日記録しました。掲載の消え方、締切の延長、名称の変更の実例から、申請前の確認の頻度を考えます。

データ・考察公開 読了 約7分同じカテゴリの記事を見る

この記事のポイント

  1. 10月15日の317件は14日間で追加17件と終了29件を経て305件になった
  2. 内容の変更を記録した5件のうち2件は締切の延長で5日と21日延びた
  3. 掲載が消えた12件のうち11件は締切当日まで載っていた

はじめに

結論から言うと、募集中の公募の一覧は「毎日ほぼ入れ替わっている」わけではなく、動く日と動かない日がはっきり分かれます。一方で、いったん載った公募の締切が後から延びた例もありました。ブックマークした公募は、公式ページと締切を、申請の直前にもう一度確かめる必要があります。

この記事は、当サイトが毎日記録している、jGrants(デジタル庁の補助金電子申請システム)の募集中の公募の保存データを集計したものです。対象は2026年10月15日から28日までの14日間で、数字はすべて当サイトの保存データ(data/research-history.json、data/program-history.json、data/analysis-latest.json)から数えたものです。

14日間の増減:317件が305件に

毎日の「募集中の件数」と、前日からの追加・終了の件数を並べると、次のとおりです(10月15日は記録の初日のため、増減の記録がありません)。

日付募集中の件数追加終了
10月15日317--
10月16日31403
10月17日305413
10月18日30401
10月19日30510
10月20日30731
10月21日30700
10月22日30700
10月23日31162
10月24日30616
10月25日30501
10月26日30500
10月27日30302
10月28日30520

どう読むか

  • 10月16日から28日の13日間で、追加は合計17件、終了は合計29件です。差し引き12件減り、317件から305件になりました。
  • 追加と終了が両方ともゼロの日が、10月21日・22日・26日の3日ありました。逆に、追加があった日は6日(17・19・20・23・24・28日)で、10月23日だけで6件が増えています。
  • 10月17日の終了13件は、突出して多い日です。締切が同じ日に集中したと考えられますが、この日の個別の公募は当サイトの履歴(10月18日からの記録)に残っていないため、中身は確かめられていません。

つまり、新しい公募は毎日出るものではなく、数日おきにまとまって載ります。「今日見て何もなかった」ことは、「しばらく何も出ない」という意味ではありません。

掲載が消えるのは、ほぼ締切の当日

10月18日以降の個別の記録では、いったん載ったあと一覧から消えた公募が12件あります。そのうち11件は、最後に載っていた日が締切日と同じでした。たとえば、秋田県と香川県の海外出願支援事業は、どちらも10月23日の締切日まで載っていました。

残る1件は、国の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の1件で、10月23日の1日だけ載り、締切の11月13日より21日前に一覧から消えています。同じ題名の公募が10月23日にもう1件載っており、そちらは残っています。消えた理由は保存データからは分からないため、登録の整理などの可能性はあっても、断定はしません。

読み方としては、締切の日までは、基本的に一覧に載り続けると考えてよさそうです。ただし例外が1件あったので、「締切までは必ず載っている」とは言えません。申請の前に、公式のページが開けるかを確かめておくと安心です。

新しく載る公募は、開始日の翌日が多い

10月18日以降に初めて載った公募は13件です。公募の開始日と、当サイトが初めて見つけた日の差を数えると、次のとおりです。

開始日から初掲載までの差件数
同じ日2
1日後9
4日後1
75日後1

13件のうち11件は、開始日の当日か翌日に見つかっています。ただし、東京都の「令和8年度障害者施設等物価高騰緊急対策事業」は、開始日が8月6日で、当サイトが初めて見つけたのは10月20日でした。jGrantsへの登録が、開始日よりかなり遅れる公募もあるということです。当サイトの確認は1日1回なので、1日程度の遅れは、この仕組みによるものも含みます。

内容の変更は5件:2件は締切の延長

10月18日からの記録で、タイトル・開始日・締切日・上限額・対象地域のどれかが変わった公募は、追跡している317件のうち5件です(1.6%)。内訳は次のとおりです。

変更日変わった項目内容
10月23日締切日10月31日 → 11月21日(21日延長)。エイジフレンドリー補助金
10月27日タイトル「令和8年_設備投資_事業完了後申請」→「設備投資支援事業_事業完了後申請(令和8年)」
10月27日タイトル排出削減が困難な産業の転換支援事業(二次公募)に、「(事業Ⅱ/紙パルプ・化学・セメント)」を追記(事前着手の枠と本公募の枠の2件)
10月28日締切日10月30日 → 11月4日(5日延長)。若手・女性リーダー応援プログラム助成事業/商店街起業・承継支援事業(第3回)

開始日・上限額・対象地域が変わった公募は、この期間にはありませんでした。

注意したい点

  • 締切が変わった2件は、どちらも延びる方向でした。ただし、2件だけでは「締切は延びがち」とは言えません。短くなる変更もありうるので、手元のメモの締切を信じ込まないことが大切です。
  • タイトルの変更の3件は、枠の名前が分かりやすくなったり、事業区分が追記されたりしたものでした。同じ事業で区分が分かれていると、別の枠に申し込む間違いが起きやすくなります。申請する枠の名前は、公募要領で確かめてください。
  • 変更の記録は、当サイトの毎日の確認で見つかった範囲です。公式のページに載った変更が、jGrantsの登録情報に反映されない場合は、ここには出ません。

申請の準備にどう生かすか

  • 見つけたら、その場で締切をメモする。新しい公募はまとまって載るので、見つけた日に締切と公式ページのURLを控えておくと、あとで探し直さずに済みます。
  • 申請の1週間前と、直前の2回、締切を見直す。締切が延びた例も、枠の名前が変わった例も、短い期間のうちに起きていました。
  • 「消えた」ことを締切の合図にしない。ほとんどは締切の当日まで載りますが、1件は早く消えました。「まだ載っているから間に合う」とも、「消えたから終わり」とも決めつけず、公式ページで確認します。

当サイトのマイページで制度を保存すると、保存したあとに更新があった制度に「更新あり」の印が付きます。変更の履歴は、制度変更履歴のページでも見られます。

このデータの限界

  • 追跡の期間は短く(変更の記録は10月18日から)、5件という数は、統計として傾向を言い切るには少なすぎます。今後も記録を続けて、数字が増えたら読み直します。
  • 対象はjGrantsに載る国と自治体の公募で、自治体のサイトにだけ載る制度は含みません。
  • 毎日の集計は1日1回です。日中に起きた変更や、同じ日の追加と終了は、見えないことがあります。
  • 集計の定義は集計の方法のページに載せています。

次に読むとよいページ

  • 制度変更履歴:この記事の変更5件の元になった、日々の変更の一覧です。気になる公募が変わっていないか確かめられます。
  • 国の公募307件の「締切の出方」を集計:受付期間の長さで、「今すぐ動く公募」と「計画的に準備できる公募」を見分ける読み方です。
  • 補助金の探し方:締切の近い順に並べて、自分に合う公募を絞り込めます。

※この記事は参考情報です。補助金・助成金の受給を保証するものではありません。申請の可否・金額・締切は、必ず各制度の公式の公募要領で確認してください。

出典:当サイトの保存データ(jGrantsの募集中の公募、2026年10月15日〜28日。data/research-history.json、data/program-history.json、data/analysis-latest.json。集計日は2026年10月28日)。jGrants(デジタル庁)が公開する公募情報を、当サイトで集計。

最終更新日:2026年10月29日

同じカテゴリ「データ・考察」の記事