個人向け
子育て世帯向けには、手当や給付のほか、住宅や自治体独自の支援があります。主な種類と、確認の仕方を説明します。
主な支援の種類
- 児童手当:子どもを養育している人に支給される手当です。対象年齢や所得制限の扱いは、制度の改正で変わってきました。
- 妊娠・出産の支援:妊婦健診の助成や、出産・子育ての支援の給付があります。
- 物価高への対応の給付:時期によって、子育て世帯向けの臨時の給付が行われることがあります。
- 自治体独自の支援:医療費の助成、保育料の軽減、出産祝い金など、市区町村ごとに違います。
- 住まいの支援:子育て世帯の省エネ住宅の取得などを支える補助があります(住まいの補助金)。
制度の金額・補助率・対象経費は、年度や公募回ごとに決まります。ここでは全体像を説明し、数字は原則として書いていません。最新の内容は公式の情報で確認してください。
確認の仕方
- お住まいの市区町村のウェブサイトで、「子育て支援」のページを確認する
- 申請が必要な給付かどうかを確認する(自動で支給されないものもある)
- 申請の期限を確認する
受けるときの注意
- 所得の制限や、対象になる子どもの年齢は、制度ごとに決まっている
- 引っ越しをしたときは、住所地の市区町村で手続きが必要になることがある
- 申請をしないと受け取れない給付があるので、通知の内容を必ず確認する
- 支給の時期や金額は、年度や時期によって変わる
よくある質問
Q. お住まいの自治体の制度が分からないときは?
A. 市区町村のウェブサイトの「子育て支援」のページか、子育て支援の窓口で確認できます。
Q. 給付は、自分から申請しないともらえませんか?
A. 制度によって違います。自動で支給されるものもあれば、申請が必要なものもあります。通知や窓口で確認してください。
Q. 共働きでも対象になりますか?
A. 対象になるかは、所得や制度の条件で決まります。対象になるか迷うときは、窓口に相談してください。
この制度ができた背景と目的
3つのポイント
- 何のため? 少子化への対応。2024年の出生数は686,173人、合計特殊出生率は1.15で、過去最低の水準。
- どんな方針? 2023年12月に閣議決定された「こども未来戦略」。中核は、約3.6兆円規模の「加速化プラン」。
- いまの形は? 2024年10月に児童手当を拡充。2025年4月に「妊婦のための支援給付」が始まる。
過去最低の出生率
妊娠・出産の支援
の軽減
制度のあゆみ
- 参議院本会議で、こども家庭庁設置法とこども基本法が成立(時事通信)。こども家庭庁は、2023年4月の発足とされた
- 「出産・子育て応援交付金(出産・子育て応援ギフト)」の事業開始(国の予算事業)
- 「こども未来戦略」を閣議決定。中核の「加速化プラン」は、事業費ベースで約3.6兆円規模
- 児童手当を拡充。支給対象が高校生年代まで延長され、所得制限が撤廃。第3子以降は月3万円。支給は年6回に
- 子ども・子育て支援法の改正で「妊婦のための支援給付」が創設され、出産・子育て応援ギフトはこれに移行
くわしく知る
できた経緯を、くわしく
「こども未来戦略」は、2023年12月22日に閣議決定されました。その中核が「加速化プラン」で、規模は事業費ベースで約3.6兆円、財源は歳出改革などで確保することを原則とする、とされました。財務省は、このうち大部分を今後3年間(令和8年度まで)に実施する方針を示しています。
実施の完了時期は、資料によって記載が異なるため、ここでは載せていません。
加速化プランの主な施策には、児童手当の拡充や、多子世帯の大学等の授業料・入学金の無償化などが含まれる、と解説されています(民間の解説による)。
背景にある課題
厚生労働省の人口動態統計(令和6年・2024年)によると、2024年の出生数は686,173人(前年より41,115人減)、合計特殊出生率は1.15で、9年連続の低下、過去最低の水準です(確定数。厚労省の統計を紹介した民間の記事で確認)。
出生数や出生率の、より長い期間の推移は、今回は確認していないため、載せていません。
児童手当の見直し
香川県の案内によると、2024年10月の拡充で、支給対象が高校生年代(18歳に達した後の最初の3月31日まで)に延長され、所得制限が撤廃されました。第3子以降は、年齢に関係なく月3万円とされ、多子のカウント対象は、22歳に達した後の最初の3月31日までに延長。支給は年3回から、年6回(偶数月)になりました。
拡充の理由や目的を述べた、国の公式資料は、今回は確認できていません。
妊娠・出産の支援
「出産・子育て応援交付金(出産・子育て応援ギフト)」は、国の予算事業(実施要綱に基づく)として、2023年2月1日に事業が始まりました。
2025年4月1日の子ども・子育て支援法の改正で、「妊婦のための支援給付」が創設され、出産・子育て応援ギフトはこれに移行しました。伴走型の相談支援は、児童福祉法に基づく「妊婦等包括相談支援事業」になりました。石巻市の資料では、根拠が、旧制度の「国の予算事業」から、新制度では法律に変わったこと、財源は新制度の支援給付が国10/10とされたことが、比較されています。
当サイトの見方(解釈)
子育ての支援は、国の制度(児童手当など)の上に、お住まいの自治体が独自に上乗せ・追加する制度が重なっています。国の制度の「目的」を知っておくと、自治体の独自の制度が、何を補おうとしているのかが分かりやすくなります。
制度の名前や内容は、法改正や年度で変わりやすい分野です。金額や対象は、必ずお住まいの自治体の最新の案内で確認してください。
出典(確認した日:2026年10月14日)
- 令和6年人口動態統計(確定数)の概況(民間の紹介記事・参考)(解決J)
- こども未来戦略(財務省の解説)(財務省)
- こども未来戦略の解説(民間・参考)(freee)
- 児童手当制度の改正(2024年10月)(香川県)
- 出産・子育て応援交付金の資料(岩手県北上市)
- 妊婦のための支援給付への移行(令和7年4月)(宮城県石巻市)
- こども家庭庁設置法・こども基本法の成立(報道・参考)(時事通信)
上の内容は、出典に書かれた公開情報の要約です。制度の最新の内容は、必ず公式の公募要領で確認してください。





